中東情勢 Middle East situation 2003 11 11

パレスチナが、少し落ち着いてきたかと思ったら、
今度は、イラクとサウジアラビアが、パレスチナ化してきた。

今朝、頂いた電子メールによると、
「国際テロ組織アルカイダの標的が、
サウジアラビアのサウド王家打倒そのものに拡大し始めた。」

「サウジ閣僚評議会(内閣)は10月13日、
初めての地方評議会選挙を実施すると発表し、
具体的な政治改革に乗り出す方針を公表。
国政の実権を握るアブドラ皇太子に、
サウジ国内の改革派が働き掛けた結果とされるが、
仮に改革が遅れた場合、
国内改革派とテロ分子との境界線が曖昧となり、
混乱に拍車が掛かる危険性がある。」

「問題は、サウド王家が強権的な鎮圧作戦を強化すればするほど、
国内の政治改革派勢力が、穏健路線を捨てて、
アルカイダ型のテロ逃走に移行しかねない点。」

混乱する中東情勢。
今後、どうなるか。
これは、やがて、アラブ統一のような動きが出てくるでしょう。
EUのようなものが、アラブにもできるでしょう。
この中心が、サウジアラビアになるのか、他の国になるのか、
今のところ、予想もつきませんが、
今のアラブの姿は、21世紀も同じではありません。
21世紀中には、「新しいアラブ」となるでしょう。